違法な賭博行為につながるオンラインカジノが社会問題化しています。闇バイトとの関連も指摘されるなか、夫が抜け出せなくなってしまった女性が苦悩を語りました。
女性
「発覚するまでは絵に描いたような幸せな家庭だったと思うんです。それが次の給料が来るまでどうやって暮らしていけばいいか分からない」
幸せな日々が夫の借金によって一変したという40代の女性。異変に気付いたのは3年前でした。
女性
「(通帳の)記帳がずっとやまなくて、ずっとずっとジージージーって。夫に電話したら『あ、使いました』と言って、『ストレスがたまっていてギャンブルで使ってしまいました』って」
きっかけはコロナ禍を経て、急速に増えているオンラインカジノでした。
女性
「一時の気の迷いだと思っていて、病気だとは思っていなかった。賢い人だから言い聞かせれば分かると思っていたんですけど…」
大学院を出て、上場企業にも勤めていた女性の夫。給料やボーナスを使い果たすと、子どものお年玉や学資保険にまで手をつけましたが、借金は1000万円近くに…。購入していたマンションも手放しました。
そもそも、オンラインカジノで現金を賭けること自体が違法です。手軽にゲーム感覚で犯罪に手を染めてしまい、引き返せなくなるケースが多いと専門家は指摘します。
[テレ朝news]